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序章

2008年11月23日
彼の家にきた私は久し振りの休みですごくすごくうれしかった。
なにより目が覚めたら彼が横にいることや作ってあげたかった料理も作ってあげられる。

過酷な仕事でやせ細った自分がいつも情けないと思っていたけれど
この瞬間のためにがんばったと思ったら少しだけ力強く感じた。

ちょうど連休の近くで、彼は有給をとり、私のそばにいてくれた。

戸惑うことはたくさんあったが、うれしさだけが二人を包んでいた。
幸せってこうゆうものなんだなって思った。
これを書きながら、今でも彼の家で迎えたあの朝は幸せだと思う。

結局最後を迎える日まで私は彼の横で目を覚まし、眠りについたのだけれど
幸せな日ばかりではなかった。

横浜に来て最初の2週間はまだよかった。
彼の帰りもよく覚えていないがそんなに遅くなかった。
少なくとも最近まで働いていた自分の帰りよりは。
ちょっと主婦気分で楽しかった時期があったのも本音。

ただできるかぎりの家事をするものの、もともと一人暮らし用のワンルームだ。
できることにも限りがある。

仕事をしていない焦りや、友達のいないさみしさや、
これからが急にみえなくなって怖くなった。
そんなとき、抱きしめてくれる人はいない。
一日彼だけを待って数時間一緒にいたらまた朝がくる。

土日を待つのがいやだった。
それだけが希望みたいで。

仙台においてきた荷物を片付ける頃にはもう空虚感と恐怖が襲い始めてた。

働きさえすれば大丈夫だと思った。その時は。






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