FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

仕事を始める

2008年11月23日
横浜へ来てもうすぐ2か月がたとうというころ、
たまたま受けた会社で採用がきまった。
仕事内容も給料も申し分ない。
ただ、終了時間が早い。
毎日定時で帰る生活だった。

仙台にいた頃そんな生活が欲しくて欲しくてしょうがなかったのに
なぜだろう嬉しくない。
むしろ生き地獄を味わうことになった。

初めのうちは気にしないようにしていたけれど、
彼の仕事が忙しくなると、家に帰ってもまた何時間も待つことになる。
ご飯も冷めてしまう。
顔がみたいから先に寝たくはない。
寝れないという表現が正しいかもしれない。

だんだん症状らしきものが表面化してきた。
私では制御できなくなりそうだった。

ただ、仕事に慣れるにつれ、私の方が遅い日も出てきた。
そんな日は何ともないけれど、
彼が遅いと朝口にする度に私の胸はなぜか張り裂けそうに傷んだ。
頭ではわかってる。仕方ないって。
数か月前までは自分だって午前様だったのだから。

そんなジレンマの中、二人は喧嘩もするようになった。
彼は怒ったりしなかった。私が一方的に彼を悪者にしていた。
そもそもわがままを言っているのだから、彼はどうしようもないことくらいわかっていた。
でも、言わずにはいられなかった。
この気持ちをどうしたらいいか分からなかった。

胸が痛むで済んでいたのが、動悸も重なり、ひどい時は息ができなかった。
体の震えも止まらず、眠ることすらできなかった。

眠れればいいと思った。お酒をたくさん飲んで、ずっと昔に処方されたリーゼという
軽い抗うつ剤を20錠くらい飲んだ。副作用のひどかった咳止めの薬も合わせて
ありったけのんだ。それでも眠れなかったら手首を切ろうと思った。

意識朦朧な中気付いたら心配した彼がいた。
悲しそうな顔をして。





仕事を始める  メニューに戻る  外した指輪

スポンサーサイト
Comment

管理者のみに表示
« はずした指輪 | HOME | 序章 »

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。